宮崎大学
ニュースリリース

「地域活性化のための多文化共生・日本語支援シンポジウム」を実施

2020年03月03日 掲載

宮崎大学は「地域活性化のための多文化共生・日本語支援シンポジウム」を令和元年2月15日(土)に開催した。宮崎県国際交流協会共催のもと、会場定員の70名を超える、地域在住外国人を含む一般市民、日本語ボランティアなどが参加した。

宮崎県は、外国人増加率が42.44%(2018年全国8位)と高く、近年は就業外国人が急増している。その状況をうけ、平成30年度に「みやざきグローバルプラン」を策定して「多文化共生社会づくり」を推進し、また平成31年度からは「宮崎県地域日本語教育体制整備事業」を文化庁の補助を受けて実施している。宮崎大学でも、多文化共生社会づくりを支援するため、履修証明プログラムとして「宮崎大学420単位時間日本語教員養成プログラム」を20198月から開講して、地域に日本語教師、外国人支援者の養成を進めている。

本シンポジウムは、そうした自治体、大学の活動、および地域在住外国人の活動への認知を広め、これからの各事業活動の活性化につなげる目的で実施された。

第1部では、海外から宮崎へ移住し活躍する外国人住民をパネリストに迎えて、移住の契機、生活や苦労などを語り、聴衆に移住者視点での宮崎の良さ・課題・今後の可能性を提示した。

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第1部で自らの宮崎での生活・活動を紹介する在住外国人パネリスト

第2部では、宮崎の外国人受け入れの現状や施策を話題提供後、多文化共生をテーマに、大学、企業、外国人支援者等を交えた意見交換を行い、今後の地域における外国人支援についての情報共有や意見が交わされた。

第3部は、日本人があまり意識しない日本語と日本語学習・教育の難しさについて話題提供後、学校や地域での日本語教育、文化交流、海外での日本語教育について意見交換を行った。その後、本学の日本語教員養成プログラムについて、講座講師と受講者から紹介された。

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第3部で日本語教員養成プログラムの紹介を行う受講者

今回は宮崎大学、宮崎県国際交流協会の連携による初の多文化共生・日本語支援に関するシンポジウムとなった。今後、自治体、大学の各事業・活動を伝えるとともに、広く市民の理解と多文化共生社会づくりと外国人支援への参加を集める機会として実施していく。これらの認知活動が、本学留学生を含めた地域在住外国人の就業・定着、地域社会への参加等を伴った生活につながり、潤いのある地域多文化共生に至る一助となることが期待される。

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