宮崎大学
ニュースリリース

第20回キャンパスベンチャーグランプリで農学部の山﨑さんと平田さんが日刊工業新聞社賞を受賞

2024年04月30日 掲載


日刊工業新聞社が主催する第20回キャンパスベンチャーグランプリが、令和6年2月27日(火)霞山会館(東京都千代田区)にて開催され、九州地区代表として出場した山﨑愛美華さんと平田大空さん(ともに宮崎大学農学部応用生物科学科3年)が日刊工業新聞社賞を受賞しました。

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日刊工業新聞社が主催する第20回キャンパスベンチャーグランプリが、令和6年2月27日(火)霞山会館(東京都千代田区)にて開催され、九州地区代表として出場した山﨑愛美華さんと平田大空さん(ともに宮崎大学農学部応用生物科学科3年)が日刊工業新聞社賞を受賞しました。

本コンテストは、全国8地区(北海道、東北、東京、中部、大阪、中国、四国、九州)から600組を超えるチームが応募し、各地区の予選を勝ち上がった学生たちがビジネスプランを競うもので、今回が20回目の開催となり、学生起業家の登竜門として広く認知されています。

山崎さんと平田さんのプラン「ジオバクタープロジェクト~運ばない電気でoffGRID農業~」は、家畜糞尿を利用した微生物燃料電池の装置を普及・提供し、送電線(グリッド)に頼らない「オフグリッド」な農業を可能にするためのビジネスプランで、審査員からは、小型試作品を持参したことへや地域にかかわらず活用できそうで展開が期待できるプランであることなどが評価され、3位~4位に相当する日刊工業新聞社賞受賞という快挙となりました。

今回のプランは農学部井上謙吾准教授の研究シーズを活用したもので、学生が日々の研究をはじめとした学びの中で、研究とビジネスをつなげ、より良い社会の実現に向けて考え続けた結果が今回の受賞につながりました。

宮崎大学では、平成29年度(2017年度)にビジネスプランコンテストを初開催して以来、毎年継続して実施しています。令和2年度(2020年度)からは、宮崎県内の高等教育機関に在籍する学生にも門戸を広げる形で「宮崎・学生ビジネスプランコンテスト」と改称し、7年連続開催しています。この「宮崎・学生ビジネスプランコンテスト」における上位入賞者は九州大会などにも出場しており、「キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」においては、第14回大会、第17回大会に続く3回目の決勝プレゼンテーション挑戦となりました。今後の更なる活躍が期待されます。

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プレゼンテーションの様子
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△宮崎大学長への受賞報告(2024年4月11日)
(左から:土屋准教授、國武農学部長、平田さん、山崎さん、鮫島宮崎大学長)



【提案プラン】
「ジオバクタープロジェクト~運ばない電気でoffGRID農業~」
家畜糞尿を利用した微生物燃料電池の装置を普及・提供し、送電線(グリッド)に頼らない「オフグリッド」な農業を可能にするためのビジネスプランを提案。

★環境微生物学研究室 井上謙吾准教授(山﨑さん指導教員)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/agr/books/book-abs/post-32.html

農学部応用生物科学科の環境微生物学研究室では、微生物が持つ役立つ能力を利用した環境浄化やエネルギー生産に関する技術について研究を行っています。微生物燃料電池は電極に直接電子を渡す能力をもつ微生物を利用して、下水や食品廃水などの有機物を多く含む廃水を浄化しながら発電ができる技術で、まさに一石二鳥です。広い実用化に足る十分な発電能力と廃水処理能力を兼ね備えた装置の確立を目指して研究開発を行っています。





★健康生命科学研究室 江藤望准教授(平田さん指導教員)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/agr/books/book-abs/post-32.html

体に老化した細胞が蓄積すると、様々な疾患発症の一因となります。また、老化細胞を体から除去すると健康寿命を延伸できることが齧歯類で観察されています。普段は、免疫系の働きによって老化細胞の蓄積が抑制されていますが、ストレスや加齢によって免疫細胞の働きが弱まると老化細胞が蓄積することが示唆されています。当研究室では、慢性ストレス下においても免疫細胞の活性を維持できる食品成分によって老化細胞の蓄積を抑制する研究を行っています。

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